『ワンピース』回収されていない謎、伏線とは?Dの意思、空白の100年、夜明け、夢の果てについて

ワンピースを読み、物語を進めていくにつれて謎や伏線に注目している読者も少なくない。

空島に一定の学者などにしか解読出来ないと言われていた、古代文字でロジャーの名前が刻まれており、麦わらの一味の考古学者のロビンもなぜロジャーが古代文字を書けたのか疑問に思っていたが、それは古代文字を操れる光月おでんと共に航海をしておでんに書いてもらったことが最近判明した。

このようにワンピースには謎が数百話後に明らかになることが多く、ワンピースの正体というこの漫画の根幹的なものも明らかにされていない。

その中で未だ判明していない謎や伏線を4つ紹介したいと思う。

『ONE PIECE』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

Dの意志(一族)

Dの文字はワンピースにおいて重要であり、主人公ルフィの名前にもDの文字が入っている。

世界政府は海賊王ゴール・D・ロジャーをゴールドロジャーとDの文字を隠し、Dの文字が人目に触れすぎていると発言しているところからDを名に持つ人物を危惧している描写も多い。

元天竜人でドフラミンゴの実の弟のロシナンテとDを名に持つトラファルガーローは、Dの一族を“神の天敵”、“Dはまた必ず嵐を呼ぶ”と言っているところからも世界政府が危険視するのも納得できる。

また嵐を呼ぶということは過去に起きており、未来にも起きることを表している。

マリンフォード編では、白ひげは世界政府が恐れるほどの巨大な戦いが来ると言っていた。

その巨大な戦い=嵐だとしたら、そこにDの一族であるルフィも関係してくると思う。

そしてたびたび出てくるDの意志、受け継がれる意志とは何なのか、黒ひげもDの名を持っているが、白ひげの“ロジャーが待っている男は黒ひげではない”のセリフの意味など今後ワンピース世界において重要なことが多い。

空白の100年

空白の100年とは、900年前から800年前に起きた出来事であり、その歴史はもみ消されたとされている。

この空白の100年についての情報などは、光月家が書いたポーネグリフに記載されており、これについてロビンの故郷であるオハラのクローバー博士や学者たちが研究していた。

それから分かったことが、空白の100年には巨大な王国が栄えていたが滅んでしまった、その空白の100年が終わった今から800年前に世界政府が誕生した。

ここからはクローバー博士の仮説だが、その王国には敵がいて、その敵が世界政府であり、その時に起きた出来事をポーネグリフというかたちで未来に届けたかったとされている。

そして世界政府が今現在、空白の100年などの歴史について学ぶことを禁止していることから世界政府がもみ消した不都合な歴史だとクローバー博士は考えた。

五老星は大胆な仮説と言っていたが最後に“オハラは知り過ぎた”と言っていることからその仮説はほとんど合っていると思う。

実際に何が起き、巨大な王国とは何なのかまだ謎が多い。

夜明け

新世界に入ってから夜明けというワードが出てくるようになり、ワノ国編からは頻度が高くなっている。

ミンク族であるペドロがみんなを逃がすために自ら犠牲になるときにルフィたちのことを数百年間ミンク族と光月家が待ち続けた者達であり、世界を夜明けへと導くと言っていた。

そして光月トキは“月は夜明けを知らぬ君 叶わばその一念は二十年を編む月夜に九つの影を落とし まばゆき夜明けを知る君となる”という詩を詠んでいる。

ヤマトはモモの助が夜明けへと導くものと言っている。

このことから夜明けへと導く者は9人いて、そのうちの2人がルフィとモモの助と考える。

しかし、まだ夜明けの本当の意味が明らかにされておらずそれがワンピースの中でも重要なことの一つだと思う。

ルフィの夢の果て

ルフィは海賊王という夢を持っているが、3兄弟で夢を叫ぶシーンでルフィのところだけ読者には分からないようになっており、ロジャーも同じ描写が描かれている。

シャンクスとレイリーが会話しているときに言っていた、ロジャーとルフィが同じ言葉を口にしていることや、ヤマトとエースの会話で出てきたおでんの航海日誌に書いてあるロジャーの言葉とルフィの夢の果てが一致していることが判明した。

そしてルフィの夢が海賊王なら、その夢の果てとはワンピースを手に入れた後にしたいことだと思うのでそれがガイモンの言う世界を“買う”に繋がってくるのではないかと考える。

”出典:『ONE PIECE』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト https://www.shonenjump.com/j/rensai/onepiece.html ”

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