「転スラ」1巻のネタバレレビュー
登場人物の紹介
リムル・テンペスト
元は三上悟(みかみさとる)と言う人間だったが、通り魔に包丁で刺され”スライム”として異世界転生をする。転生した際に”大賢者”、”捕食者”と言った強力なスキルを持ち、魔物の村の主として魔物達と生活をしている。
カイジン
ドワーフ大国”ドワルゴン”で鍛冶師として働いているが、リムルから技術者としてスカウトされる。大臣ベスターとのいざこざからリムルの村で働くことになる。
ガゼル・ドワルゴ
ドワーフ大国”ドワルゴン”の現王。
シズエ・イザワ
魔王レオン・クロムウェルに召喚された異世界転生。かつて爆炎の支配者と呼ばれ、英雄として自由組合(ギルド)で活躍していたが、今は引退しどこかの国で若手を育てているらしい。
「転生したらスライムだった件」2巻各話あらすじ ※ネタバレあります
第7話 英雄王の審判
前回までのあらすじ、技術者を求めドワーフ大国”ドワルゴン”に向かったリムル達。そこで知り合った鍛冶師”カイジン”を助け、エルフの店で打上げをしていた。大臣ベスターの悪態(リムルに水をぶっかける)を見ていられなかったカイジンがベスターを殴り裁判となってしまった…
カイジンとベスターは昔王宮の工作部隊で団長と副官と言う間柄で同僚だったが、カイジンが庶民の出、ベスターは侯爵家の出と言うことから目の敵にされていた。
しかし、ベスターのミスで”魔装兵計画”が失敗に終わり、その責任を取ってカイジンは工作部隊団長を辞めてしまう。
裁判当日、リムル達の弁護士はベスターに買収され嘘の証言をされてしまう。それを聞いたドワルゴン現王”ガゼル・ドワンゴ”はカイジンに戻るように要求するがカイジンはリムルを新たな主として決心した為その要求を断ってしまう。
そして判決が言い渡される。”カイジン及びその仲間は国外通報”となり閉廷する。
リムル達が去った後、ドワンゴはベスターにリムルが牢に閉じ込められていた時に渡した”回復薬”を渡す。どうやらリムルが生成した回復薬は”完全回復薬”(フルポーション)だったらしく、とても珍しい回復薬らしい。
その完全回復薬を所持しているリムルを国外追放に追いやったベスターを責め、ドワンゴはベスターの王宮への立ち入りを禁止にする。
その頃、ブルムンド王国自由組合(ギルド)ではジュラの大森林の調査をカバル達3人に任せるようだ。そこに”シズ”と名乗る女性が同行したいと申し出る…
第8話 懐かしい香り
ゴブタはドワーフ王国で置いて行かれた際に”思念伝達”(しねんでんたつ)、嵐牙狼族(テンペストウルフ)が持つ”影移動”の合わせた技を咄嗟に出して無事逃げられたらしい。ゴブタは以外と天才肌なのかもしれない。
村に戻ったリムル達、するとゴブリンの数がざっと500匹と増えていた。ヴェルドラの消失で魔物が活性化したことが原因で近隣のゴブリン達はリムルの村に助けを求めたらしい。
リムルはヴェルドラ消失は自分の責任と受け取り、助けを求めた全てのゴブリンを村へと引き入れることにし、全てのゴブリンに名前を与えることにした。そして全員が暮らせる土地へ引っ越しを開始するのであった。
その頃、カバル達は巨大妖蟻(ジャイアントアント)に追われていた。同行していた”シズ”が炎の力を使い抵抗していた所にリムルが助けに入る。シズの顔を見たリムルは”運命の人”と認識する。
しかし魔物と言うことで警戒されるが、”悪いスライムじゃないよ!”の一声でシズは笑い、リムルは信用できるとカバル達を説得してくれる。
村に戻る際に、シズはリムルと同じ”日本”から転生された”同郷”同士だったことをお互い知り仲良くなるのであった…
第9話 炎の魔人
冒険者の重戦士(ファイター)カバル、盗賊(チーフ)ギド、法術師(ソーサラー)エレン、シズエを御もてなしするリムル。
シズエは東京大空襲時の辺り一面が炎に包まれている時に、”魔王レオン・クロムウェル”によって転生させられたらしく、転生された際に”炎の精霊イフリート”を憑依されたと言う。
突然シズエはリムルに殺気を向ける、大賢者の見解によると、シズエと同化しているイフリートがシズエから主導権を奪おうと暴れているとのこと。
暴走したシズエとの戦いが始まろうとしている…
第10話 受け継がれる想い
イフリートと化したシズエとの戦いが始まる。リムルはイフリートに会話を試みるが反応は無く、リムル達を全滅させようとする意志はあるようだ。
リムルは”水刀”を放つが、上位精霊であるイフリートには少量の水では蒸発させられてしまい無効とされる。他に攻撃手段がないか考えるリムル、そこにエレンが魔法攻撃”水氷大魔槍”(アイシクルランス)を放つとイフリートに攻撃が効くことがわかり、リムルはエレンの”水氷大魔槍”を”捕食者”で解析し、氷系魔法を獲得することに成功し、”水氷大魔散弾”(アイシクルショット)を放つ。
しかしイフリートの攻撃”炎化爆獄陣”(フレアサークル)を受けこれまでかと思われたが、実はリムルは”熱変動耐性”を獲得しており、炎による攻撃は無効となるようだった。
そして”捕食者”を使いイフリートを体内に取り込むことに成功する。
その後シズエは1週間眠り続けた、どうやらイフリートと同化していたことで延命していたようで、イフリートと同化していない今シズエの体力の消耗は激しく、ついに力果ててしまう。
リグルド、ガルム達がリムル、シズエの様子を見に行くとそこにはシズエに似た姿をしたリムルがいたのであった…
第11話 争乱の始まり
シズエは死んだ、リムルが見せた故郷の中で眠りたい、それが最後のシズエの望みであった。その望みを叶える為にリムルは”捕食者”を使い、体内にシズエを取り込んだ。シズエを体内に取り込んだことで”人”に擬態できるようになり、リムルはシズエに似た人に擬態できるようになったらしい。
用が済んだガルム達は、自由組合(ギルド)に報告の為リムルの町を去ることにする。ガルム達はリムルにシズエに似た人に擬態してもらうと、旅でお世話になったことのお礼を言う。
ガルム達の装備はボロボロだったことから、リムルは手土産にカイジンが作った防具を渡すと喜んでガルム達は帰って行った。
シズエの想いを受け継いだリムルは、魔王レオン・クロムウェルを殴ることを心に決めるのであった…
オークが倒れている、そこに”ゲルミュット”と名乗る者が倒れているオークに”ゲルド”と名を与え、”豚頭魔王”(オークディザスター)となる者と言い残す…
3巻に続く…
「転スラ」3巻のネタバレレビュー
「転生したらスライムだった件」2巻を読んだ感想
シズさんとの出会い、そして別れがメインの2巻でした。1巻の冒頭で三上悟(みかみさとる)が見た夢に出て来た美少年はシズエに擬態したリムルだったんですね。
せっかく同じ転生者として仲良くなれそうだっただけに、意外と早いお別れでちょっと寂しく感じますが、想いはリムルが受け継ぐってのが何かリムルの男気と言うかすごくかっこよく思えました!
そして”魔王”の存在が明らかになりましたね。シズエを召喚したのが”魔王レオン・クロムウェル”まだまだ謎が多いキャラですが、これからどういった形でリムル達の前に立ちはだかるのか注目したいと思います。
最後に”豚頭魔王”がどういった戦いを生むのかも見ものだな~と3巻に期待したいと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はシズさんが主体の転スラ2巻でした。現在アニメも2期がスタートしていますので、この際に「転生したらスライムだった件」の漫画、アニメ、小説など見てみてはいかがでしょうか?