“出典：『チェンソーマン』｜集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトⒸ https://www.shonenjump.com/j/rensai/chainsaw.html”
アニメ化も決定し、完結後も勢いが衰えるどころか増す一方の『チェンソーマン』。
敵味方問わず数々の魅力的なキャラクターが登場する本作において、第1回人気投票を堂々征したのが血の魔人・パワーだ。
今回はそんな可愛いルックスで中身オヤジなパワーの魅力を掘り下げていきたい。
初対面は相性サイアク！？虚言壁全開でお騒がせなトラブルメイカー
“出典：『チェンソーマン』｜集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトⒸ https://www.shonenjump.com/j/rensai/chainsaw.html”
パワーはデンジの相棒として公安退魔4課に連れてこられた。
マキマ曰く、悪魔が人間の死体に憑依した状態をさす魔人は本来制御不能なほど凶暴なのだが、パワーは非常に理性が強かった為実験的に採用されたらしい。
しかしその性格は多いに問題あり。
天上天下唯我独尊、大胆不敵暴虐無人。なんでも自分が一番でなければ気が済まず望みが通らなければすぐキレて暴れる、紛うかたなきトラブルメイカーだった。
そんなパワーが唯一心を許していた存在が猫のニャ―コだ。
ニャ―コはパワーが魔人として自我を得た時からそばにいた猫で、当時の彼女はもっと大きくしてから食おうと企みニャ―コを飼っていたが、長い時をともに過ごすうちに本当に情が移ってしまった。
しかしそこをコウモリの悪魔に付け込まれ、ニャ―コが猫質にとられるはめに。
コウモリの悪魔の命令通り、デンジを騙して生餌として差し出したパワーだが、コウモリの悪魔はデンジの味がお気に召さずニャ―コを丸呑みにしてしまった。
この時、パワーは初めて喪失の痛みを知る。
ちなみにデンジはパワーに協力する見返りとして「胸を揉んでいい」と言われ、スケベ心ではりきったものの、いざ揉んでみると「何か思ってたのとちげェ……」と落ち込んでいた。
なんてことはない、パワーが豊胸パットで嵩増ししていただけなのだが幸か不幸かデンジ本人は気付かなかった。
吸血するほど強くなる？血の魔人パワーの能力とは
パワーの攻撃手段は血だ。血の魔人であるパワーは、血を操った攻撃を得意とし、血を固めた巨大なハンマーで敵を撲殺することもできる。
他人の血を操って止血することも可能だが、自己本位な性格によるところが大きいのか、生来のガサツさのせいかこちらは不得手らしい。
また、血を過剰に摂取すると頭部の2本の角が肥大する。
作中でこの症状が起きた時はマキマに「血抜き」を命じられ、戦線から一時離脱した。
パワーは野菜が嫌いでトイレを流さない？
さて、パワーを最も印象付ける特徴の虚言癖だが彼女は息をするように嘘を吐く。他人の手柄を平気で横取りしてふんぞり返り、バレても謝るどころか開き直るのだからお手上げだ。
同僚のコベニが新車を買った際は、無理矢理ハンドルを奪って暴走させた挙句人を轢き殺している。
しかし「ワシがやったんじゃない、ワシのせいじゃない」と往生際悪く言い張り、その場の全員を絶句させた。結局パワーが轢き殺したのはアメリカの刺客と判明しお咎めなしで済んだが、一般人だったら洒落にならない大惨事だった。
他にも野菜嫌いで料理に出ようものならこっそり捨てる、トイレは流さず風呂も嫌いといった不潔でずぼらな面がある。
ここでドン引きするか愛嬌と受け取って萌えるかで、パワーの見方が変わってくる。
壮絶！マキマにハメられた後もなおデンジに尽くしたパワーの最期
パワーとデンジの関係は疑似兄妹が一番近い。2人の間に恋愛感情は介在しなかった。実際デンジは地獄での体験がトラウマとなり、放心状態が長引くパワーの世話をしてやっていたが、彼女を全裸にして風呂に入れぴったり添い寝をしても、「全然エロい気分になんねえ……」と不思議がっていた。
アキ亡き後はデンジに依存していたパワー。
そんなパワーの最期は、デンジのお誕生日会をしようとマキマに呼ばれ、ケーキを持って家を訪ねた矢先に身体を吹っ飛ばされるというなかなか壮絶なもの。
人気キャラクターの唐突な退場は読者に衝撃を与え、SNSを騒然とさせた。
しかしデンジがパワーの血を摂取していた為、のちに彼の体内から復活を果たす。
結局マキマならびにマキマ率いる魔人の追撃で命を落とすのだが、「デンジは初めてできた友達じゃあ！」と泣き叫び、体を張って彼を守りきった姿はとても感動的だった。
なお地上で死んだ魔人は地獄に戻る為、完全な死亡とは言えない。
デンジは地獄にパワーを捜しに行く約束をしており、第2部でも彼女に会える可能性は高い。
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