【転生したらスライムだった件】リムル・テンペストはなぜ「魔王」に進化したのか考察

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転生したらスライムだった件(以降転スラと表記)は2021年よりアニメ2期目が放送開始されます。タイトルにあるスライムがこの作品の主人公ですが、只者ではありません。今回は、このスライムの固有名リムル・テンペストが魔王に進化するほど強くなった理由は、その過程について考察した内容を紹介します。

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転スラは「小説家になろう」というサイトで連載されていた小説でした。

これが書籍化されると徐々に人気を集め、2018年10月にはアニメ化されて放送されたのです。

リムル・テンペストというスライムは、元々は三上悟という地球人でした。

このスライムはヴェルドラというドラゴンと出会い、リムルという名前をもらって洞窟から出ることになります。

その過程で様々な出会いがあり、やがて魔王となって世界のことわりに深くかかわっていく存在になるわけです。

「小説家になろう」でのWeb連載は終わっていて物語としては完結しておりますが、アニメの中で展開されるオリジナル要素が今後出てくるかもしれません。

リムルが魔王に進化できた理由とその過程を考察

ただのスライムであるはずのリムルがどうして「魔王」に進化できたのでしょうか。

その理由と過程において、各項目を立てて考察していきます。

※一部アニメ放送を超える内容のネタバレ要素を含みます。

初期から「ぶっ壊れ」スキルを使用できたから

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リムルがただのスライムではない所以としては、転生時の獲得できた「大賢者」と「捕食者」のスキルがあるからです。

それぞれのスキルを簡単に説明すると、大賢者はリムルをサポートしリムルとは別の思考「並列演算」ができ、捕食者は相手を取り込んで取り込んだ相手の容姿に化けることができ、相手が持っていたスキルも使えるスキルなわけです。

仮にスライムのレベルが1だったとしても、このスキルを駆使すれば苦労せずとも比較的簡単に強くなれますからね。

いわゆる「ぶっ壊れ」スキルなわけです。

リムル自身が知らない間に回復アイテムの材料となっている草を食べつくして事実上の自然治癒ができるといった要素もあって、敵から一撃必殺の技さえ食らわなければ、生存に何の問題もありません。

ちなみに初期の段階で膨大な魔素量(転生先の世界では重要となるモノ)を持っているヴェルドラと会って、ヴェルドラを捕食して取り込んだことも大きな要因になっています。

魔王化した「オークロード(豚頭帝)」を捕食したから

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リムルはジュラの大森林を護る守護者として樹妖精(ドライアド)のトレイニーから指名されます。

当時は、オークの軍団がオークロード(豚頭帝)に事実上支配され、森を荒らしひたすら殺戮を繰り返していました。

やがてオークロードはオーク・ディザスター(豚頭魔王)と進化してものの、最終的にはリムルの捕食者のスキルによって取り込まれることとなりました。

実はこの時に「魔王化」の条件を満たしていたのです。

確かにオークロードは意図的に魔王化され、魔王になりたてだった部分もあるが、「魔王」を食ったから魔王になる素質を手に入れたと考えるのが筋でしょう。

エレンと出会って恩を与え、その「恩返し」を受けた

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リムルがエレンと最初に出会ったのはヴェルドラがいた洞窟です。

その時のリムルはまだ「スライム」の見た目だったことや外の世界を知らなかったために直接会うことは避けましたが。

本当の意味でエレンと出会ったのは、重戦士のカバルと盗賊のギドともに冒険者の3人組およびシズが同行しリムルがゴブリン村の長となっていた時でした。

リムルはシズの件で世話になったお礼として、カイジンらが作った特注の武器防具を選別にエレンたちに贈ったのです。

その件でお世話なったこともあり、エレンはリムルが魔王化するきっかけを与えました。

それは「ペットの竜を失った少女」というおとぎ話で魔王に進化した際に死んだはずの竜が生き返ったという話です。

つまり、エレンがいなかったらリムルは魔王化することすら頭になく、テンペストの亡くなった住人を見ながら悲しみに打ちひしがれていたことでしょう。

秘書のシオン(紫苑)が亡くなったこと

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リムルにとってシオンは特別な存在の一人でした。

仲間になってからは秘書という立場(実務は事実上シュナと折半)でリムルを支えていました。

シオン以外にもベニマルを含む6人がリムルのおかげで鬼人へと進化でき、忠誠心はリムルが求めたものではなく彼らがリムルに求めたわけです。

リムルにとって彼らは大きな戦力であり、この世界にきてからの「心強い仲間」でした。

つまりリムルにとって友人以上の存在が理不尽なことによって亡くなってしまうのは耐え難いことでした。

エレンのおとぎ話を聞いたことにより生き返せる希望があるなら魔王になって復活させたいという気持ちが湧いたわけです。

大賢者に蘇生確率計算させたところ成功率は3.14%の結果で、ゼロよりはましだとリムルは魔王化する決心するに至りました。

魔王になって果たしたいことがあったから

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リムルは自分の存在がジュラの森の争乱で「魔王」という存在があることを知ると、ゆくゆくは魔王になる、あるいは魔王に近い存在になることを予想していました。

またリムルにはシズと出会ってシズの願いで彼女を捕食したときに、彼女から託された想いは魔王関連でいえば「魔王レオン」とのいきさつ、シズへのイフリート憑依に関する怒りなど、リムルは魔王レオンに会わなければならないと感じていた節がありました。

また魔王になることで、テンペストという街を人間たちに二度と侵略されないように自身がさらに強くなる必要もあったわけです。

そして魔王になったことで、元凶といわれる魔王クレイマンと対決するためにも「同じ土俵」に立つ必要もありました。

つまり、リムルにとって魔王化とはやりたいことをより前進させる手段に過ぎなかったわけです。

魔王化したリムルは最強!?

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結論から言えば、魔王化したリムルは後にその世界で最強と呼ばれる存在となります。

ぶっちゃけると、神様に近い存在と言えるでしょうね。

少しネタバレしますが、リムルが保有していた初期のスキル大賢者と捕食者はそれぞれ、 智慧之王(ラファエル)と暴食之王(ベルゼビュート)へと進化するのです。

この2つだけで思考能力と演算能力のおよび最高なタイミングで相手を食らえばよいのかわかるようになります。

これ以外にもチート的な能力を手にしていくので、間違いなく最強の存在となるわけです。

まとめ

リムルははじめこそ魔王になる気はなかったとしても、物語の過程で魔王になる資格を手にしていました。

いろいろと考察した結果、リムルが魔王になったのは自分が治める街にすむ住民が理不尽にも殺されてしまい、その中にシオンが含まれていたこと、そしてエレンが蘇生に関するおとぎ話をリムルに伝えたことなどの複合的な要因が重なった結果と魔王化を決意したと言えます。

魔王化すると強くなるのは言うまでもありませんが、リムルとしてはほかの国とのいざこざを避けたかったから魔王化には興味がなかったと考えることもできますが、やはり仲間想いだけあって「覚悟の決心」が魔王化なのです。

本当は転生した世界で平和に暮らしていたかったと思いますが、周りがリムルという存在を放っておかなかったことや権謀術数にリムルが巻き込まれてしまったことが、皮肉にも最強の存在を生み出すことに後々つながっていくわけです。


hulu
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