ファタジー作品の金字塔として名高い「鋼の錬金術師」におけるみどころ等について紹介

  • 2021年2月8日
  • 2021年9月10日
  • 漫画
原作者は荒川弘さんで、月刊少年ガンガン(親元:スクエア・エニックス)に掲載され、2003年と2009年にアニメ化され話題になりました。
短期間のうちに2度もアニメ化されたほど、当時は話題となって人気度も高かったそうです。
今回は「鋼の錬金術師」について、おすすめポイントを紹介していきます。

アニメ「鋼の錬金術師」公式サイト

鋼の錬金術師のあらすじ

幼い時に母親を亡くしたエルリック兄弟は、錬金術と出会い母親を助けられるわずかの希望にすがり禁忌とされる「人体錬成」に挑んだ。
しかし、人体錬成は失敗に終わり、兄のエドワードはその代償に左足を、弟のアルフォンスに至っては身体そのものを失ってしまったのだ。
それでもエドワードは自身の右腕を担保にしてアルフォンスの魂をつなぎとめることに成功する、オートメイルの中に特殊な錬成陣を描くことによって。
エルリック兄弟は喪失感に打ちのめされながらも、同中に出会ったアメストリスの軍人ロイ・マスタングと出会い多少の活路を見出すことに。
エルリック兄弟は旅に出ながら母親を救うために国家錬金術師を目指し、数多くの出会いを経てこの国の真実を目の当たりにすることになる。

主要な登場人物とみどころを紹介

みどころは大きく分けると3つあります。

1つ目は、エルリック兄弟がなぜ「禁忌」に手を染めることになったのかについての背景です。
原作では中盤に登場する場面となりますが、エルリック兄弟の悲しい過去と生い立ちが関係しており、それがあの「禁忌」至る出来事につながるので、多くの方が共感できるポイントとなるはずです。

2つ目は「ホムンクルス」の謎についてです。
「命を生み出す」こと自体がありえない話で、どうやって彼らが生まれたのか、それが読む人の心を掴み、物語に引き込まれること間違いありません。
鋼の錬金術師の中核の一端を担っているといっても過言ではないぐらい、重要なところなのです。

3つ目は兄弟愛と出会いと別れというファンタジー作品では当たり前の話ですが、兄弟愛はもちろんのこと、出会いと別れが彼らを強くし、心身ともに成長を促すところが良いと感じた次第です。
感じ方に個人差はありますが、この作品においては重厚さを個人的には感じました。

読んだ感想について

錬金術師は金を生み出せないことや等価交換の原則、これはファンタジー作品でありながら、現代社会にも通じている部分があると感じました。
銅は作り出せるみたいですが、鋼の錬金術師の世界ではありふれているようで、お金にはならないみたいですね。

また物語後半では、アメストリスの国全体に巨大な錬成陣が施されてあって、そこに驚きました。

最終的にはエドワードたちによってホムンクルス一味の企みを阻止したわけですが、スケールの大きさを感じた次第です。
漫画版の最期とアニメ初代(2003年版)の結末が異なっているので、どっちが好きかと言えば、個人的には漫画版の方がいいです。
だって漫画版であれば、ちょっとしたハッピーエンドで終わるますので。

「鋼の錬金術師」まとめ

ここまで、おすすめの漫画「鋼の錬金術師」について紹介してきました。
こちらの作品は単行本では全27巻で完結、その後にリリースされた完全版は全18巻となっています。
個人的にはファンタジー作品の登竜門的存在だと思います。
今回は漫画版を中心に展開してきましたが、中にはアニメ版の展開の方が好きな方もいるでしょう。
同じ作品でも、展開が若干枝分かれしているのは数少ないので、見方を変えるといろんな楽しみ方ができるわけです。
おうち時間が長くなる方にとっては、漫画版とアニメ版を見比べて、楽しみながら過ごすということもアリですね。

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