「転生したらスライムだった件」/8巻 カリュブディスとの戦い ネタバレ

「転生したらスライムだった件」月刊シリウスコミック公式

「転スラ」7巻のネタバレレビュー

登場人物の紹介

リムル・テンペスト
元は三上悟(みかみさとる)と言う人間だったが、通り魔に包丁で刺され死んでしまう。死後、異世界転生を果たし強力なスキルを持った”スライムとして生まれ変わる。魔物の国”ジュラ・テンペスト連邦国”の代表となる。

ミリム・ナーヴァ
十大魔王の一人で最古の魔王。頭も見た目も幼く可愛いが魔王の中でも一際強く、危険度のランクでも一番高い”天災級”(カタストロフ)の位置付けである。リムルを親友(まぶだち)と呼んでいる。

フェーズ
ブルムンド王国の自由組合支部長(ギルドマスター)。”豚頭帝”(オークロード)の出現と討伐を聞き、調査の為リムルの元を訪れる。

ヨウム
ファルムス王国の調査団団長であったが、柄は悪いが仲間から慕われる優しい心の持ち主。リムルの提案から、”豚頭帝”(オークロード)を倒した英雄として生きることになり、リムル達の町を宣伝して歩くことになる。

ファビオ
十大魔王の一人である魔王カリオンの配下の一人。リムルの配下である鬼人の”紅丸”をも凌ぐ実力がある。ミリムに恨みがある模様。

カリュブディス
暴風竜ヴェルドラの漏れ出た魔素溜まりから生まれた魔物。昔、勇者によって封印されていたが何者かによって封印が解かれる。”災厄級”(カラミティ)の位置付けだが、知恵が無いだけであって本来の実力は”災禍級”(ディザスター)以上の力を持つ。

「転生したらスライムだった件」8巻各話あらすじ ※ネタバレあります

第36話 管理者の急報

魔王カリオンの配下であるファビオは、魔王ミリムに一撃で倒されてしまったことに怒りを抑えられない様子。イライラしているファビオ達の元に仮面を被った”中庸道化連”を名乗る”フットマン”と”ティア”と言う謎の人物が現れる。

話を聞く必要がないと仮面の二人を追い返そうとするが、仮面の二人は力が欲しくはないか?魔王にならないか?とファビオを誘惑するのであった。

一方ヨウム達は、リムルの元英雄になる為の訓練を数週間行っていた。最初に会った時のガラの悪さは消え、英雄らしい身なりに英雄を名乗れる程の剣技をハクロウの元教え込まれていたようだ。そしてヨウム達は”豚頭帝”(オークロード)を倒した英雄として旅立って行ったのであった。

そしてフェーズはリムル達の町を堪能していた。リムルはフェーズにブルムンド王国までの道を整備しより魔物の国を発展させたい、だからブルムンド王国までの街道の舗装は任せて欲しいと言う、その代わりリムル達やこの国に住む魔物は悪い魔物じゃないと広めて欲しいと言うと、フェーズはリムルを信用し了承してくれたであった。

ミリム達は食料調達から戻った頃、”樹妖精”(ドライアド)のトライアが鬼気迫った様子でリムルの元を訪れる。

どうやら”暴風大妖禍”(カリュブディス)が復活し、リムル達の町へ向かっているとリムルに伝えるのであった…

第37話 暴風大妖禍(カリュブディス)

”暴風大妖禍”(カリュブディス)の復活にどよめく町の住人達。カリュブディスは知性がなく、本能のままに殺戮を繰り返す”災厄級”(カラミティ)魔物。死亡しても一定期間で復活を果たすことから昔勇者に封印されていたと言う。
また物質体を持たない精神生命体の為、復活には屍などの依代が必要だと”大賢者”はリムルに教えてくれる。

カリュブディスが急接近中の為、紅丸が戦闘態勢を整えている間に非戦闘民は避難するようにリムルは村の皆に伝える。

フェーズはカリュブディスは知性を持たないと言うだけで”災厄級”(カラミティ)に位置付けされているが、本来は魔王と同等の力があるカリュブディスを相手になぜ逃げないのか?とリムルに問うと、シズエの意志を継いだこと、魔王レオンをぶん殴る為にはカリュブディス相手にビビっている訳にはいかないと返答するリムルであった。

カリュブディスには、エキストラスキル”魔力妨害”を持つ為、ほとんどの魔法攻撃は効かない、そして”超速再生”からすぐに回復してしまう、異界から”空泳巨大鮫”(メガロドン)を複数連れていると言う強敵であることがトライアから伝えられる。

それを聞いていたミリムが友達の為に手を貸そうとするが、シオン、シュナが自分達の町の問題だし、なんでも友達に頼ってもいいと言うことではない、と言い今回はミリムの手を借りずにカリュブディスを討伐することになる。

そして巨大なカリュブディスと対面するリムル達であった…

第38話 破壊の暴君

紅丸が結界内の敵を焼き尽くす”黒炎獄”(ヘルフレア)を放つが、カリュブディスにはあまり効いておらず、従えているメガロドン一体しか倒すことができていない。本来であれば結界が消えた後は炭すら残らないはずだが、メガロドンは焼けた状態である。これがカリュブディスの”魔力妨害”の効果である。

リムルの配下達は手分けしてメガロドンの討伐を行う。かつて敵同士であったオークのゲルドをガビルが手助けするなど、個々の力を思う存分発揮しメガロドンを次々と討伐して行く。

シオンとランガにカリュブディスは躱せない程の鱗を使った攻撃を仕掛ける。それでも突き進もうとするシオンとランガを見かねて、リムルは”豚頭魔王”(オークディザスター)を吸収した際に受け取ったスキル”飢餓者”とリムルが所持していた”捕食者”を統合し、”暴食者”(グラトニー)と言う強力なスキルを使い、全ての鱗を吸収してみせるのであった。

リムルはカリュブディス本体を吸収しようと試みるが失敗に終わる。

リムルの配下達、”樹妖精”(ドライアド)のトレイニーとドワルゴンの”天翔騎士団”(ペガサスナイツ)の援軍で総攻撃を仕掛け、回復する間も与えず倒そうと試みるも10時間以上粘るカリュブディス。

回復薬が無くなりかけ、仲間の体力の消耗が激しいこともあり一時退散を考えた時、カリュブディスから「ミリムめ…」と言う声が聞こえて来る。
ミリムが”竜眼”(ミリムアイ)を使うと、ファビオがカリュブディスの依代になっていることがわかった。

カリュブディスの目的がリムル達ではなく、ミリムとわかったことで味方を全員退却させミリムに任せることにするリムル。魔王カリオンの配下を殺してしまったとなると問題になることを考え、リムルはミリムにファビオは生かしてカリュブディスだけ倒して欲しいと頼むと、ミリムは手加減すると言い”竜星拡散爆”(ドラゴ・バスター)を放ち、カリュブディスを一瞬で倒してしまう。

カリュブディスと融合してしまったファビオは、早く分離しなければまたカリュブディスが復活してしまうことを”大賢者”から聞き、リムルはカリュブディスとファビオを分離することにするのであった…

第39話 国家として

カリュブディスとファビオを分離させるべく、リムルは”変質者”で分離させ、分離したものを”暴食者”で吸収することでファビオとカリュブディスを分離させることに成功する。

目を覚ましたファビオは、リムル達に謝るのであった。そして”中庸道化連”の仮面の二人組に唆されたことなど事情を説明する。ミリムは”豚頭帝”(オークロード)の時には”ゲルミュッド”は知っていたが、”中庸道化連”と言う組織は知らないと言う。ミリムは恐らく”クレイマン”の仕業だろうと言うが確証はない。

ファビオはこの件は自分の責任だと言い、自分の命で償うと言うが、リムルは人的被害が出ていないことからこの事については特に罪を問うつもりはないと言う。そこに魔王カリオンがやって来る。

部下が暴走してしまったのは監督不行き届けだと自分の責任でもあると言い、この件を許してくれた借としてなにかあれば頼って欲しいとリムルに言う魔王カリオン。

リムルは”不可侵協定”を結んで欲しいと提案すると、魔王カリオンは了承し、”獣大国”(ユーラザニア)は”魔国連邦”(テンペスト)に牙を向かないと約束をするのであった。

一方魔王クレイマンは、魔王フレイが心配していたカリュブディスをリムル達に差し向けミリムに倒されたことで、魔王フレイに貸しを作り、”魔王会議”(ワルプルギス)で何か企んでいる様子である。

カリュブディスの一件から数日、すっかり落ち着きを取り戻した魔物の国。
フェーズはブルムンド王国へ帰還し、友好関係を結べるよう国王などを説得してくれるらしい、ドワーフ王国にはこの件について改めて報告に行くことになった。そして魔王カリオンからはお互いが使節団を送り、お互いの国交が有益か確かめることになった。

そして数日後、ミリムは仕事がある、終わったら戻って来ると言い行ってしまった。

リムルはシズさんが残した教え子達を探し出すことにするのであった…

9巻に続く…

「転スラ」9巻のネタバレレビュー

「転生したらスライムだった件」8巻を読んだ感想

8巻はカリュブディスとの戦いがメインでした。ヴェルドラの申し子と呼ばれるだけあって相当強い敵でリムル達もかなり苦戦していましたね~。
”豚頭魔王”(オークディザスター)との戦いでは意外とあっさり勝ってしまっていたので、今回もあっさり勝つのかな?と思いきやでしたので意外な展開でした。

スキルの相性とかも戦いに影響があるんでしょうかね?それとも単純に力の差が均等していたからって言うだけなのでしょうか?
あんだけ苦戦していたリムル達でしたが、ミリムは手加減して一撃で倒していましたし、やっぱり魔王って強いんだなって印象が残りましたね。

また魔王は悪い奴ばっかなのかと思いきや、ミリムを始め魔王カリオンも中々男気溢れる感じで悪そうな奴には見えませんでした。魔王でもいい奴はいるってことですね!

まとめ

以上、「転スラ」8巻のネタバレレビューでした。アニメも絶賛放送中ですので、是非!アニメも漫画もご覧になってはいかがでしたでしょうか?

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