おすすめ漫画『ダブルアーツ』あらすじとみどころを紹介!打切り作品の中の逸品!

  • 2021年1月18日
  • 2021年2月19日
  • 漫画

漫画とアニメをこよなく愛するこのブログの管理者『あめ』のイチオシ漫画を紹介します。今回は週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画を紹介いたします。

作品名は「ダブルアーツ」。作者は「古味直志」さん。この方はニセコイというアニメ化までされた人気作品も描かれています。他にも読み切り漫画ではありましたが「island」や「恋の神様」という感動できる短編も出していました。どの作品も私のイチオシできる漫画です。

ダブルアーツ/少年ジャンプ+

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【ダブルアーツ あらすじ】

舞台は攻略不可能のされている未知の病「トロイ」が蔓延している世界。トロイにかかると発作を起こし数秒後には体が透けて消えてしまう(亡くなる)難病だ。その治療方法は、発作への耐性が強い「シスター」が患者に触れて毒を吸い取る方法しかなかった。シスターはトロイへの耐性があるとはいえ、一定量の毒を身体に吸い取ると自身もトロイにかかってしまい、若くして命を失う者も少なくなかった。

幼い頃両親をトロイで失った少女「エルレイン」はトロイがなくなる世界を夢見ていた。一人でも多くの人を救うんだと日々シスターとして働いていたが、ある日患者の治療を終えた後にトロイ発作が発生。後数秒で死ぬーー、消えていく人々は今まで何度も見てきた。でも、自分がいざ死ぬとなると怖くなった、、。

助けて!声にならない声を上げもう無理だと諦めかけた時、村の少年「キリ・ルチル」が彼女の身体に触れた。その瞬間トロイの発作が治まったのだ。なぜ?驚きのあまり彼から離れると再びエルレインを発作が襲った。キリが彼女を心配して抱きかかえると、発作はまた止まった。キリはトロイに唯一感染しない少年だった。

キリとエルレインの出会いが、世界を大きく変えていく。

【ダブルアーツ みどころ】

この漫画の見所は大きく分けて3つあります。

見所① 背景の美しさ

まず1つ目はなんと言っても背景の美しさです。雲1つ、芝生1つにしても柔らかいタッチで描かれる絵に吸い込まれていきます。白黒で書かれていても色づいて見えるように感じました。

見所② 多彩な表情

2つ目は多彩な表情です。
物語の中でキリとエルレインは四六時中手を繋いだまま生活をしていくのですが、喜怒哀楽に加え恥ずかしそうな表情や笑い転げるような表情の豊かな感情表現に、読者もその場にいるような感覚で楽しむことができます。古味直志さんの多彩な表情の表現にきっと皆様も惹かれることと思います!

見所③ 仲間愛、家族愛

そして3つ目は仲間愛・家族愛です。
最初から最後まで愛にあふれている作品でした。誰かのためになんて頑張れない、キリはそう言っていましたが、村人が困っていた時もエルレインが困っていた時も迷わず走っていける姿に胸が熱くなりました。主人公らしい勇気ある姿に一気にファンになりました。

エルレインの職業「シスター」は、トロイの病を身体に取り込んでいる為万が一素肌が人と触れてしまうと触れた人がトロイに感染する恐れがあります。誰しもがシスターを見かけたら避けて通る存在です。キリの両親は初めてエルレインに会った時一切避けることなくキッチンミトンをつけて「ほら、大丈夫でしょ?」と笑顔で接しているシーンがありました。キリの友達を家族同然と思って接してくれる両親の愛もぎっしり詰まった作品でした。

みんなの感想

まとめ

以上、『あめ』のおすすめの漫画「ダブルアーツ」の紹介でした。
こちらの作品は全3巻完結です。2008年に週刊少年ジャンプにて掲載されていました。恐らくですが途中打ち切りとなってしまい、冒険を最後まで見ることはできませんでした。しかし、最終話をみた人は続きが見たい、打ち切りなんて寂しいとネットで声を上げるほど根強いファンも多い作品でした。サクサクと読みやすい物語ですので、一度読んでみてはいかがでしょうか?

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